みどころ
1. 化石とは
どのようなものを化石と呼ぶのか、どれだけ古いと化石になるのかなど、化石の基本について解説します。
また、古い時代から新しい時代にかけての各時代の様々な化石や復元模型を紹介します。特に、巨大絶滅生物4種の実物大復元模型が一堂に会するシンボル展示は見ごたえ十分です。

実物大復元模型

2. 化石が保存される特別な環境
コハクの中や、石灰岩地域の割れ目・洞窟など、化石が保存される特別な環境について紹介します。

3. 化石を保存する地層中の“タイムカプセル”:コンクリーション
生物が地層中に埋まって早い段階で鉱物が固まって形成されるコンクリーションと呼ばれる丸い石に、しばしば、きれいな化石が含まれます。
まるで、化石を保存する地層中の“タイムカプセル”のようなコンクリーションについて、多くの標本を元に紹介をおこないます。
また、北海道産のコンクリーションから採集され、2023年に論文発表されたばかりの、全長が20 mを超えた可能性のある白亜紀の巨大なイカの上顎化石を世界初公開します。


4. 化石の調査とクリーニング
化石は、一般に硬い地層から掘り出し、室内でクリーニングという化石を取り出す作業をおこなって標本となります。
当館がおこなっている調査を中心に、化石の調査について標本や動画、パネルを用いて紹介します。
また、特にクリーニングが難しい細いトゲがある化石なども展示します。


5. 化石の色
化石は、元の生物の色が残されていることはまれで、多くの場合、長い時間の間に鉱物の変化などによって色が変わってしまっています。
中には、宝石のようなきれいな化石もあります。ここでは、化石の色に注目して、様々な標本を紹介します。


6. 奇跡的に保存状態の良い化石を含む地層:「化石鉱脈」
世界の限られた地域には、普通は残らない体のやわらかい部分などが残された化石が見つかる有名な化石産地があり「化石鉱脈」として知られています。
ここでは、世界の有名ないくつかの化石鉱脈の素晴らしい保存状態の化石を紹介します。




7. “生きている化石”
昔に栄えて今は少なくなってしまった生物や、大昔から姿をほとんど変えていない生物は“生きている化石”として知られています。
現生標本と化石標本を用いて様々な“生きている化石”を紹介します。


8. 生痕化石
生物の体ではなく、足跡やフンなどの生活の跡が残されたものも化石です。それらを生痕化石と呼びます。
生痕化石は、絶滅生物の行動や過去の環境を知るうえで重要です。
様々な種類の生痕化石を紹介します。


9. 化石から分かること
化石は、どの時代に、どのような姿をした生物がいたのかを示す、唯一の直接的な証拠です。そして、過去の大陸の配置や、環境、生物同士の関係(食う食われるの関係や、寄生・共生の関係など)などを知るヒントとなる化石もあります。
そのような化石から読み取れる情報について紹介します。
当館らの研究により2025年12月に論文発表されたばかりの、アンモナイトの生態の推定に用いられた標本も世界初公開します。
この研究では、アンモナイトの下顎が二次的に殻をふさぐフタの役割をしていたと考えています。

化石


アンモナイトの化石
10. 身近なところにある化石
化石は、比較的身近なところからもたくさん見つかります。また、ビルの壁や床に使われている石材の中に化石が入っていることもあります。
そのような、身近な化石について紹介します。



